シャイニング

続いてご紹介するのが、ホラー映画の代名詞として名前くらいは聞いたことのある人もいるのではと思われる『シャイニング』についてご紹介いたします。私が映画のことを知ったのは、テレビを見ているときにそれに似せた物まねをしている人に対しての突っ込みで、タイトルを知りました。無論この時は何のことだったのかは分かりませんでしたが、それから暫くして調べてみたのである程度の知識は手に入れました。作品の原作はアメリカで現在も活動しているモダンホラー作家『スティーヴン・E・キング』原作となっている。とにかく、怖いとの評判なので、夏の日に体の心まで涼しくなりたい方はご覧下さい。というわけで物語のあらすじを説明していきましょう。

あらすじ

コロラド州のロッキー山上にあるオーバールック・ホテルに、小説家志望のジャック・トランスは、雪深く冬期に閉鎖されるホテルへと管理人の職を求めてやってきていた。支配人のある万は、『このホテルは以前の管理人であるチャールズ・グレイディが、孤独に心を蝕まれた挙句家族を斧で惨殺して、自らも自殺したいわくつきの物件だ』と語るも、全く期にしないとして管理人の仕事に意欲さえ見せているジャックは、その後無事に採用される。そして妻のウェンディー、一人息子のダニーと共にホテルでの住み込みの仕事を決めたのだった。

ホテル閉鎖の日、料理主任のハロランがジャックの一人息子であるダニーには自身と同じ超能力『シャイニング』があることを感じ取っていた。ホテルを去る前にハロランはダニー『このホテルには何かあるから、気をつけなさい』との警告を出して、ホテルを後にするのだった。このホテルにはいたくないと訴えるも、両親はそんなダニーの抗議を聴くはずもなかった。ホテルに家族三人だけの生活が始まると、ダニーはそこで不思議な現象に数多く遭遇することになる。そして崩れ始める平穏な日々、吹雪に閉ざされた山奥のホテルで今また惨劇の幕が上がろうとしていた。

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作品について

典型的なアメリカ流のパニック系ホラー映画、というところでしょうか。アメリカの音と演出、そして勢いで怖さを表現するホラー映画はいつ観ても迫力あるが、このシャイニングに関しても同様だ。初めのうちは穏やかな感じを表現しつつもじわじわと恐怖を起こしていく、やがて蝕まれていく父親と、それに翻弄されるようになる母親と息子。その後無事にウェンディーとダニーは助かるのですが、結局のところ革新的な物がかたられることなく物語は終劇したので、些か消化不良となってしまいました。

そもそもこのホテルというのが全ての元凶だったということです。ホテルの中に潜む邪悪な意志がダニーの能力を手に入れようとするために、一番精神的に不安定だったジャックに狙いをつけて、徐々に精神を蝕んでいったのだ。その後ジャックは完全にホテルそのものに乗っ取られるように発狂して、妻と息子の二人を殺そうとして斧で切りかかるのだ。もう怖いったらありゃしない、この中盤から終盤にかけてのシーンが迫り来る恐怖から逃げていくダニーとウェンディ、そして悪霊に取り付かれたジャックの姿はある意味壮観だ。

唯一つ残念なのはハロランの存在だ。実はハロランの立ち回りは、原作と映画では全く異なっている。原作ではハロランの起点のおかげで無事に二人はジャックの魔の手から逃れることになったのだが、映画版ではジャックに心臓をえぐられて虐殺されてしまうという、全く立ち回りが逆なポジションになってしまっていた。映画の中でハロランが一番活躍したのが、ウェンディたちがハロランが乗ってきた雪上車で無事に逃げ延びることが出来た、ということだけだ。

ハロランだけでなく、他の3人に関してもそれぞれ原作とは微妙な立場変化がされている。ジャックに関しても映画版の方では創作への焦燥感とアルコール中毒による精神疲労が原因とされているのだ。ではなぜ先ほど悪霊に取り付かれたなどと書いたことに関しては、私が実際に見て感じたことを書こうと思ったからだ。もちろん悪霊なんていない、なんて現実論を振り回されたら降参だが、そこは映画ということで片付けてもらいたい。

ウェンディにしても、原作ではどこか自立心の高い女性として描かれている反面、映画版では夫に依存性の高い消極的な女性として描かれている。

息子のダニーに関しては父親を自身の超能力を持って助けようとする逞しい少年として描かれているのだが、映画版ではこの能力そのものの使用がほとんどないという点で既に異なっている。最後の発狂した父親から逃げるシーンにおいても能力の使用ではなく、自身の本能に従っての行動による機転で難を乗り切ったとしているのだ。

確かにありといえばありなのかもしれないが、映画で興味を持って原作を読んだ人にとっては少しガッカリしてしまうような内容になってしまったのではないでしょうか。また映画の設定に関しても、原作者から逸脱していることを指摘されたが、その意見にもほとんど耳を貸さない状態での映像化となってしまったので、中には原作と栄華はまったく別の作品として見られて至りもする。これが良いのか悪いのかは分からないが、ファンにとってはやるせない内容での上映にとても残念したことでしょう。それでも恐怖感に関しては特別なもの、夏の暑い夜にシャイニングを見て夏の夜を楽しんでみてはいかがでしょうか?

キャスト

ジャック・トランス

演:ジャック・ニコルソン

日本語吹き替え:石田太郎

ウェンディ・トランス

演:シェリー・デュヴァル

日本語吹き替え:山田栄子

ダニー・トランス

演:ダニー・ロイド

日本語吹き替え:伊藤隆大

ディック・ハロラン(料理長)

演:スキャットマン・クローザース

日本語吹き替え:前田昌明

スチュアート・アルマン(支配人)

演:バリー・ネルソン

日本語吹き替え:阪脩

デルバート・グレイディ(バトラー)

演:フィリップ・ストーン

日本語吹き替え:大木民夫

ロイド(バーテンダー)

演:ジョー・ターケル

日本語吹き替え:糸博

監督

スタンリー・キューブリック

脚本

スタンリー・キューブリック

ダイアン・ジョンソン

製作

スタンリー・キューブリック

製作総指揮

ヤン・ハーラン

音楽

バルトーク・ベーラ

クシシュトフ・ペンデレツキ

ジェルジ・リゲティ

ウェンディ・カーロス

アル・ボウリー

撮影

ジョン・オルコット

編集

レイ・ラヴジョイ

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