暴走特急
次に紹介するのは、1995年に公開された『暴走特急』という作品をご紹介しましょう。こちらは1992年に公開された『沈黙の要塞』の正式な続編であり、スティーブン・セガールの沈黙シリーズ第3作目になります。正式には沈黙シリーズとして、それぞれの物語が繋がっているわけではないのですが、綴りとして使われているのでそれに習おうと思います。ではあらすじから紹介していきましょう。
あらすじ
CIAは監視システム、ならびに粒子ビーム搭載の人工衛星『グレイザー1』を極秘裏に開発していた。そして打ち上げが成功して、ひとまず安心するのだが、そこに必ずいなければいけない設計者のトラヴィス・デイン博士の姿はなかった。博士は人格に問題があるとみなされ打ち上げ前に解雇されてしまい、それを苦にして自殺をしてしまうのだった。
一方、海軍を退役して、レストランのオーナーシェフとなっていたケイシー・ライバックは、疎遠になっていた姪のサラとの仲を修復するためにと北アメリカ大陸を横断する豪華列車の旅行を計画しており、駅構内に来ていた。父親をなくしたばかりのサラとの久々の再会を果たすも、打ち解けるまでには行かないまま列車に乗り込む二人。車内には、二人の他にも『グレイザー1』を打ち上げたスタッフが乗車していた。列車は汽笛を鳴らしながら走り始め、暫くの間は平穏な旅が続くと思っていた。しかしそんな安穏な旅が続くはずもなく、突如としてハイテク機器を装備した数十人のテロリストに列車ごと占拠されてしまうのだった。
皿のためにケーキを作っていたらいバックは、食堂内の厨房にある冷蔵庫に潜んでいたこともあり難を逃れることはできたが、サラや他の乗客たちはテロリスト達に連行され、列車の一部に監禁されてしまう。恐怖に支配されていく車内に現れたのは、死んだはずのトラヴィス・デイン博士だった。彼は傭兵部隊のリーダーとなり、凄腕の傭兵でもあるマーカス・ペンを引き連れていた。そして、持ち込んだハイテク機器を操作して、乗り込んでいた『グレイザー1』のスタッフを脅して暗証コードを聞き出してしまう。
捜査権限を乗っ取ることに成功したで印は、世界中の符号、または権力者による暗殺依頼のデモンストレーションとして、粒子ビーム方で中国の秘密化学兵器工場を周辺住民もろとも破壊してしまうのだった。その直後にで印は世界の符号や権力者からの暗殺池おいで瞬く間に巨富を荒稼ぎして、やがてデインは最終目標であるペンタゴンの地下にあるとされている原子炉の破壊をすると政府に通告するのであった。
交換条件がない以上破壊そのものが目的であることは明白だったために、もはや一国の猶予もなかった。その旧知の中、ライバックは再び戦場に出る。彼が今守るべき、大切な家族を守るために。
作品について
作品について紹介していきましょう。まずはこれを見た人たちの感想をひとつにまとめてみると・・・・・・主人公が無敵すぎるとの事でした。確かにスティーブン・セガールといえば、映画の中だけかもしれませんが無敵というイメージが非常に強いですね。私もそこまで映画を見るほうではないのですが、そんな私でもひたすら問答無用に強いという役を頻繁に演じているというのが、一番印象に残っています。それもそのはず、主人公のライバックが特殊部隊の指揮官なんていうべらぼうな経歴の持つ主だというではありませんか。色々人生山あり谷ありとして苦労を重ねていましたが、落ち着いて戦場料理人としての道を歩いているという。そのため通常の戦闘力はおろか、食料や食器などの日曜性格品に溢れているものを組み合わせることで、何でもないものを爆弾に仕立ててしまうというのだ。
そんな彼のことを知っていたのか、ライバックが同じ列車に搭乗していると知ったテロリスト達は一気に戦意消失し、ペンタゴンの関係者一行はもう解決したも当然として、喜ぶをあらわにしたという。何だこの展開、と思うのだがライバックが異常に強いことこの上ないのだ。戦うにしても傷を負うどころか、鼻血さえ垂れることなく終始余裕でテロリスト達を制圧してしまうのだった。特殊部隊の指揮官としての戦闘力が、現実的に見ても普通の軍人とは比べ物にならないのはよく分かるが、さすがは映画の世界ということで傷一つ負うことなく圧勝してしまうというのだ。
ここまでのアクションを披露しているスティーブン・セガールだが、実際に日本の古武術合気道の有段者でもあるのだ。しかも7段という高段者の持ち主ということになれば、その動きにも納得というものが行くものだ。合気道の受けては流す、力の流れを殺さない業を利用すればその動きを自由にすることが出来る、というのも魅力だろう。アクションスターということであれば、そんな技術を持っていれば撮影時の極限に体力を使うことになるシーンも使いこなすのでしょう。スティーブン・セガールの魅力としてはこんなところにもあるんでしょうね。
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キャスト
ケイシー・ライバック
演:スティーヴン・セガール
日本語吹き替え:玄田哲章
テレビ版吹き替え:大塚明夫
トラヴィス・デイン
演:エリック・ボゴシアン
日本語吹き替え:山寺宏一
テレビ版吹き替え:牛山茂
サラ・ライバック
演:キャサリン・ハイグル
日本語吹き替え:小林さやか
テレビ版吹き替え:坂本真綾
ボビー・ザックス
演:モリス・チェストナット
日本語吹き替え:相沢正輝
テレビ版吹き替え:森川智之
マーカス・ペン
演:エヴェレット・マッギル
日本語吹き替え:大友龍三郎
テレビ版吹き替え:若本規夫
トム・ブレーカー
演:ニック・マンキューゾ
日本語吹き替え:金尾哲夫
テレビ版吹き替え:菅生隆之
ベイツ提督
演:アンディ・ロマーノ
日本語吹き替え:塚田正昭
テレビ版吹き替え:小林修
スタンリー・クーパー将軍
演:カートウッド・スミス
日本語吹き替え:池田勝
テレビ版吹き替え:糸博
ガーザ大佐
演:デイル・ダイ
日本語吹き替え:石波義人
テレビ版吹き替え:大木民夫
傭兵1
演:ピーター・グリーン
日本語吹き替え:中多和宏
テレビ版吹き替え:家中宏
傭兵2
演:パトリック・キルパトリック
日本語吹き替え:後藤敦
テレビ版吹き替え:中多和宏
傭兵3
演:スコット・ソワーズ
日本語吹き替え:伊藤栄次
テレビ版吹き替え:島香裕
女傭兵
演:アフィフィ・アラオウィー
日本語吹き替え:喜田あゆ美
スコッティ
演:ジョナサン・バンクス
日本語吹き替え:水野龍司
テレビ版吹き替え:坂東尚樹
リンダ・ギルダー大尉
演:ブレンダ・バーキ
日本語吹き替え:叶木翔子
テレビ版吹き替え:田中敦子
デヴィッド・トリリング大尉
演:デヴィッド・ジャノプロス
日本語吹き替え:田中正彦
テレビ版吹き替え:安井邦彦
ライバックのコック
演:ロイス・D・アップルゲート
日本語吹き替え:天田益男
テレビ版吹き替え:辻親八
ウィリアムズ大佐
演:レン・T・ブラウン
日本語吹き替え:小野英昭
テレビ版吹き替え:乃村健次
ジム
演:D・C・ダグラス
日本語吹き替え:喜多川拓郎
テレビ版吹き替え:高宮俊介
バーテンのケリー
演:サンドラ・テイラー
スタッフ
監督
ジェフ・マーフィー
製作
スティーヴン・セガール
スティーブ・ペリー
アーノン・ミルチャン
共同製作
ジュリアス・R・ナッソー
脚本
リチャード・ヘイテム
マット・リーヴス
音楽
ベイジル・ポールドゥリス
撮影
ロビー・グリーンバーグ
編集
マイケル・トロニック